義理の親(義母・義父)を介護したくないときの対策や、自分が介護しなくても済む方法などをまとめています。
義理親を介護したくないときの対策
- 法的には義理親を介護する義務はない
- 家族間で介護負担を話し合い
- 自分の立場で協力できる範囲でOK
法的には義理親を介護する義務はない
法的には、義理親を介護する義務はありません。
民法によると、直系血族には互いに扶養する義務がありますが、嫁は直径血族ではないため義親の介護義務はありません。
そのため、義理親、つまり義母・義父を介護したくないと感じる場合は、介護しなくても法的には問題ありません。
ただし、夫婦間ではお互い協力する義務がありますので、介護を協力しなくてはいけないとの解釈もあります。
家族間で介護負担を話し合い
家族間で介護の負担を話し合い、お互いのニーズや状況を理解しあうことが重要です。
義理親を介護しない場合でも、その他のサポートや協力の方法を検討すると、家族としての協力することに繋がります。
自分の立場で協力できる範囲でOK
義理親を介護することを考える際には、自分の立場や状況も考慮する必要があります。
自分が介護をすることで、身体的な疲れやストレスを感じるのであれば、「介護はできない」と思うでしょう。
また、自分が仕事をしている場合、プライベートや趣味を大事にしたい場合でも同じです。
自分の立場で協力できる範囲で、介護をお手伝いするくらいの気持ちで関わるのもいいでしょう。
義理親を介護しない方法
- きっぱり断る
- 金銭的援助だけ行う
- 福祉サービスを利用する
きっぱり断る
義理親を介護したくない場合には、まず最初にキッパリ断ることも大切です。
明確に介護する意思がないことを示すことで、義理親に介護を期待させずにも済みます。
ただし、きっぱりと断る場合には、その後の義理親との関係・配偶者との関係性も考慮しなくてはいけません。
金銭的援助だけ行う
実際に介護を担うのではなく、金銭的援助だけ行うとの選択肢もあります。
義理親の介護ができない場合でも、義理親が介護をするために必要な費用を支払うことで、代わりに介護をすることをサポートする方法です。
間接的に義理親が介護を担うことにも繋がり、かつ自分が介護をすることを避けられます。
金銭的援助を行う場合でも、あくまでも義理親にだせる範囲だけ援助するようにしましょう。
福祉サービスを利用する
福祉サービスを利用することも、義理親を介護しない方法の1つです。
義理親を介護をしたくない場合でも、義理親の生活を支えるためのサポートを受けられます。
介護は家族だけで行う必要はなく、公的な社会福祉サービスを利用していきましょう。
まとめ
義理親を介護したくない場合には、法的には義理親を介護する義務がないため問題はありません。
ただし、家族はお互いに協力し合い助け合う必要があります。
そのため、家族間では、介護負担を話し合い、お互いの状況を理解しあうことが重要です。
また、自分の立場や状況も考慮する必要があります。
もし、自分が介護をすることで、身体的な疲れやストレスを感じるのであれば、介護をしたくないと感じるでしょう。
さらに、義理親を介護したくない場合には「きっぱり断る」「金銭的援助だけ行う」「福祉サービスを利用する」という選択肢があります。
義理親を介護したくない場合には、それぞれの選択肢を検討し、自分ができる範囲を考えていきましょう。